温度センサ

エナジーハーベスト技術「EnOcean」に対応している温度センサです。電池がなくても動作します。

室内温度をデータ化する無線センサとして利用できます。以下は「STM431J」という型番の無線センサです。

小型ソーラーパネルが付いており、室内の明かりで稼働します。室内光から得られる微弱エネルギー源から電力を生成し、その電力を用いて無線センサを動作させ、無線通信を行います。

無線センサは小型かつ軽量である為、両面テープなどで貼り付ける事が可能です。

無線センサ仕様(STM431J)

周期的な間隔で、測定した温度を送信します。

温度変化があまりない時は、平均1000秒間隔で温度データを送信します。

温度変化が大きい時は、より短い間隔(実測で約105秒程度)で温度データを送信します。

項目内容
電源小型ソーラーセルで給電
周波数928.35 MHz
データレート/変調方式125 kbps / FSK
エネルギー蓄電ゼロからのスタートアップ時間typ. < 2.5 min @ 400 lux, 25℃
暗闇@25℃での最初の動作時間typ. 4日(エネルギー蓄電が満杯の場合)
Teach-inボタンあり
寸法43mm x 16mm x 8mm (STM431Jのサイズ)
測定範囲0~40℃ (分解能 0.16K = 約0.15℃)
動作温度-20 up to +60℃
上記は「STM431J」の仕様です。

温度センサの種類

温度を計測できるセンサは複数あります。それぞれ、測定範囲が異なります。

測定範囲備考
0 ~ +40℃(分解能 約0.15℃)STM431J(温度センサ、温湿度センサ)で対応
0 ~ +51℃(分解能 約0.2℃)温湿度CO2センサで対応
-20 ~ +60℃(分解能 約0.1℃)マルチセンサ対応

測定範囲のご要望がありましたら、当社担当者にご相談ください。

利用できるWebアプリ

一覧画面

利用できる一覧画面の例です。選択した温度センサーの状態を表示する画面です。

一覧画面では、以下の情報を確認できます。

  • 温度センサからデータが送信された日時
  • 温度センサの温度情報(文字情報)
  • 温度センサのテレグラムをIoTゲートウェイ機器で受信した際のRSSI値(HEX値)
  • IoTゲートウェイ機器を経由してクラウド側で受信した日時

メール通知設定

センサーの状態によって、メール通知を設定できます。

  • メール通知の有無(デフォルト:OFF)
  • 閾値設定(指定した低温度と高温度を、指定した回数分を連続して上回った場合、もしくは下回った場合に通知)
  • スケジュール(曜日指定で分単位での期間設定)
  • 通知先メールアドレス(アカウントに設定されているメールアドレス毎)

分析

期間を指定して、グラフ表示したり、CSVデータをダウンロードする事が可能です。

温度センサーのグラフは、縦軸が温度の折れ線グラフになります。

ダウンロードするCSVファイルには、以下のデータを含める事が可能です。

項目カラム選択説明
センサ検知日時必須選択センサが検知した日時(IoTゲートウェイ機器での受信日時)
サーバ受信日時選択可能IoTゲートウェイ機器を経由してクラウド側で受信した日時
SenderID必須選択EnOceanセンサーの識別ID
dBm選択可能RSSI値
温度必須選択温度センサが検知した温度

以下は、CSVデータをExcelで開いた例です(必須選択カラムのみの場合)。

アドオン

日単位の温度データを、最高/平均/最低の3本線でグラフ表示するアドオンをご利用いただけます。

サービス利用

  • 機器のみの販売は行っておりません。当社サービスのご提供時においてのみ、機器類を販売しております。
  • 当社サービスは初期料金と月額が必要になります。機器類の料金は初期料金に含まれております。
  • 当社サービスについては、IoTサービスをご参照ください。
オフィスや店舗の温度計測
会議室の温度計測
工場の温度計測

無線センサの一覧