当社のサービスでは、エナジーハーベスト技術「EnOcean」を活用しています。
このページでは、EnOcean無線センサの動作確認を簡単に行う方法を記載しています。
目次
3.WindowsでEnOcean動作確認
3-1.USB400J と DolphinView Advanced
Windows端末で簡単にEnOceanの動作を確認する方法として、EnOcean受信モジュール「USB400J」と、無償で利用できる「DolphinView Advanced」ソフトウェアを利用できます。
なお、「DolphinView Advanced」は開発者向けのWindows用ソフトウェアです。よって、通常の利用者にとっては、EnOcean無線センサが動作している事は分かるソフトウェアですが、日常的に使うソフトウェアではありません。ご了承の上で、必要に応じて進めてください。
ここでは、以下のような構成で「DolphinView Advanced」を利用してみます。(ダウンロードやご利用については、ご自身の責任でご確認の上でお願いいたします。)
※ 以降「DolphinView Basic」と記載された画像がありますが、2020年現在「DolphinView Advanced」と置き換えて参照ください。

構成項目 | 説明 |
---|---|
EnOceanマグネットセンサ | 無線型の開閉センサ |
EnOcean受信モジュール | EnOcean USB400J |
ゲートウェイ端末 | 手持ちのWindows端末 |
プログラム | DolphinView Advanced |
3-2. DolphinView Advanced をダウンロード、インストール
お手元に、Windows端末と、EnOceanマグネットセンサ、EnOcean受信モジュールがご用意されている前提で進めます。
まずは、EnOceanプログラムのダウンロードサイトを開き、DolphinView Advancedダウンロードします。なお、ダウンロードする際には「Registration」が必要になります。登録したアカウントでログインしていると、プログラムをダウンロードできるようになります。(ログインしていないと、ダウンロードできません。)

インストールするWindows端末が「System requirements」に合致する事を確認した後に、ダウンロードし、インストールします。
インストールが終了したら、次へ進みます。
3-3. DolphinView Advanced を起動、EnOceanセンサーの動作確認
Windows端末のUSBポートにEnOcean受信モジュールを接続し、「DolphinView Advanced」を起動します。
DolphinView Advanced が起動した際に、EnOcean受信モジュール がWindows端末に接続されていれば、以下の赤枠「Connect」ボタンがアクティブになっています。

「Connect」ボタンを押下すると、EnOceanマグネットセンサの送信するデータを確認できるようになります。
EnOceanマグネットセンサで、マグネットと無線センサの間を開いたり閉じたりすると、下記の赤枠の部分にEnOceanセンサーの挙動がリアルタイムで表示されます。

「DolphinView Advanced」の詳細は、DolphinView マニュアル(英語版)をご確認ください。
以上が、「Windows端末でEnOceanの動作確認」となります。
3-4.EnOceanを活用できるIoTサービス
「DolphinView Advanced」でご確認頂いた通り、EnOceanの動作を確認する事は簡単に出来たかと思います。ですが、DolphinView は開発者向けのソフトウェアである為、以下のような課題があります。
- 日常用途では不向きである。より分かり易い画面が欲しい。
- さまざまな用途にあった機能が欲しい。
これらの課題を解決する為のサービスが、ファンブライトIoTサービスになります。