SIM搭載 IoTゲートウェイ機器は、無線センサから送信されたデータを受信し、当社クラウドにデータを送信したり、当社にてリモートから管理が可能となります。
当社が契約しているデータ通信用のSIMを搭載したIoTゲートウェイ機器を利用いただけます。

無線センサが検知したデータは、IoTゲートウェイ機器のSIM(LTE)を経由して当社クラウドにアップされ、データはPCやスマホのブラウザで確認いただけます。
1.特徴
SIM搭載 IoTゲートウェイ機器は、当社サービスで最も利用頻度が高い導入機器です。
- 当社にて契約したデータ通信用SIMを搭載しています。
- 当社クラウドへのデータアップ経路や、当社によるリモート管理経路として利用します。
- IoTゲートウェイ機器は、無線センサからのデータを良好に受信でき、SIMデータ通信が良好に行える場所に設置する必要があります。
- 無線センサとIoTゲートウェイ機器の設置場所や位置によっては、様々な調整が必要になる事がある為、導入前の事前確認や導入作業は当社にて実施しております。
- 導入後の管理も当社にて実施しておりますので、お客様は安心して当社サービスをご利用いただけます。
SIM搭載 IoTゲートウェイ機器では、下記のような当社サービスで利用しています。
2.SIM搭載 IoTゲートウェイ機器
無線センサの設置環境や設置レイアウト、ご要件や利用機能に合わせて、利用するIoTゲートウェイ機器を選定しております。
IoTゲートウェイ機器 | 内容 |
---|---|
Raspberry Pi 端末 | SIMモジュールを搭載した多少安価なIoTゲートウェイ機器 |
OpenBlocks IoT 端末 | SIMモジュールを搭載したIoTゲートウェイ機器(外付けアンテナ) |
以下は、SIM搭載 IoTゲートウェイ機器の写真例です。PoE端末も利用可能です。

- IoTゲートウェイ機器は常時通電される電源に接続します。
- 最適な場所にコンセントがある場合、ACアダプタを利用します。1台に付きコンセントの口が1個必要になります。
- コンセントの用意が難しい環境では、LANケーブルで給電できるPoE端末を利用する事も可能です。
- SIM契約は当社にて行いますので、お客様にてSIM契約は不要です。
- 上記写真以外の機器もございます。
3.利用できる無線センサ
当社サービスでは短距離用の無線センサ(EnOcean)と長距離用の無線センサ(PrivateLoRa)を利用でき、IoTゲートウェイ機器も双方に対応しております。
短距離用の無線センサは、エナジーハーベスト技術「EnOcean」の無線センサです。小型ソーラーパネルやスイッチ動作などで得られる微弱エネルギー源から電力を生成し、その電力を用いて無線センサを動作させ、無線通信を行います。

長距離用の無線センサは、LPWAのPrivate LoRa 無線センサです。屋外の見通し距離で数km以上の無線通信が可能で、消費電力も少ない無線センサです。

無線センサから送信されるデータは、IoTゲートウェイ機器で受信します。IoTゲートウェイ機器は受信データをインターネット上の当社クラウドサーバへ送信します。(クラウドサーバを使わない構成も可能です。)

4.IoTゲートウェイ機器の種類
SIM搭載 IoTゲートウェイ機器とWi-Fi版 IoTゲートウェイ機器の差異は下記になります。
種別 | SIM搭載 | Wi-Fi版 |
---|---|---|
SIM(LTE) | 必要 | 未使用 |
小型画面 | × | 〇 |
電源ブツ切り | × | 〇 |
プログラム | カスタマイズ可能 | 標準プログラムのみ |
リモート管理 | 〇 | × |
現地設定 | 当社 | お客様 |
機器の管理 | 当社 | お客様 |
月額@1台目 | 2,000円(SIM料金含む) | 500円 |
5.安価に簡易PoCを実施可能
概算見積に支障がなく、導入を進めたい場合は、まずは簡易PoC(実証実験)でお試しいただく事も可能です。実機を用いた簡易的な検証・PoCとなります。
詳細は「簡易PoC」をご参照ください。