屋外や屋内に設置されている倉庫用コンテナの開閉状態を可視化します。
1.概要
屋外の広いエリアに設置されている複数の大型コンテナの開閉をデータ管理する用途に向いているサービスとなります。
コンテナの扉部分の構造に合わせて、開閉センサと磁石を設置します。
開閉センサと磁石が近接状態にある時は「扉が閉まっている状態」、開閉センサと磁石が離れた時は「扉が開いている状態」となります。
開閉のタイミングで無線センサからデータが送信され、別途設置するIoTゲートウェイ機器で受信し、当社クラウドに送信します。
開閉データはクラウドで管理され、PCブラウザやスマホ画面、サイネージ画面で確認できるようになります。
2.無線センサ
利用する無線センサは、長距離通信が可能な開閉センサです。
項目 | 内容 |
---|---|
センサ種別 | リードスイッチ |
検知内容 | マグネットの近接状態 |
データ送信 | 開閉検知時、ハートビート |
電池寿命 | 開閉回数次第で1年以上持つ想定 |
寸法 | 70(W)x50(D)x30(H)mm |
本センサの特徴は下記になります。
- 長距離通信が可能であることです。
- アンテナは、ワイヤアンテナ、外付けアンテナを選定可能です。
- 防水対応に構成変更する事も可能です。
詳細は「開閉センサ」をご確認ください。
3.無線通信とIoTゲートウェイ機器
無線通信は、長距離通信が可能なPrivate LoRaを利用します。屋外の広いエリアにあるコンテナの開閉をデータ化したい場合に最適な無線通信です。
別途、無線センサからのデータを受信するIoTゲートウェイ機器(小型端末)を設置します。
無線センサとIoTゲートウェイ機器の無線到達距離は、条件次第で数キロメートル程度をカバーできる想定の無線モジュールを利用しています。
よって、コンテナが設置される場所が屋外の広大な敷地の場合も、IoTゲートウェイ機器の設置場所の自由度が高く、少ない台数で対応する事が可能となります。
IoTゲートウェイ機器に搭載したSIMを経由して当社クラウドにデータをアップします。
4.管理者用Web画面
ブラウザでアクセスできる管理者用Web画面では、当社クラウドにアップされたデータを確認できます。
無線センサの最新データ一覧や、選択センサの検知データのグラフ表示、CSVダウンロードなどが可能です。
その他、日次や月次の開閉数グラフなど、いくつかのアドオン機能をご利用いただけます。
オプション:サイネージ表示
最新の「コンテナの開閉状況の一覧」をサイネージ画面に表示する事が可能です。
例えば、管理室に10インチ程度のモニターに設置して、リアルタイムのコンテナ開閉状況を表示する、などの利用が可能です。
ご要望に沿ったサイネージ画面をご用意します。お好みのモニターを選定可能です。
5.特記事項
- 無線センサやIoTゲートウェイ機器だけの販売は行っておりません。
- 当面は、実際のエンド企業様からのお問い合わせと、当社とエンド企業様が直接話せる場合のみ、対応させていただきます。
- 料金は「初期導入料金」と「月額」が必要となります。個別見積となります。
- 月額は機器レンタル料、プログラム利用料などが含まれます。
- 当社が導入作業を担当させていただきます。
- 短期の実証実験も可能です(有償、個数制限あり)。
- その他、お取引条件などはFAQを参照ください。