ドアがあるロッカー内に荷物があるかどうかを距離計測センサで判断し、ロッカーの利用状況を判断します。
センサの設置方法と動作説明
ドアがあるロッカー内に荷物があるかどうかを距離計測センサで判断し、ロッカーの利用状況を判断します。
センサ本体には、開閉センサ(リードセンサ、磁石に反応)と距離計測センサ(ToFセンサ)が実装されています。
利用状況を検知したいロッカーの内部天面にセンサ本体を固定します。磁石(マグネット)をドアに固定して、ドアが閉まった時に、磁石が開閉センサに近接するように設置します。

このように設置する事で、ドアが閉まった時に、ロッカー内の距離を計測し、ロッカー天面からの距離によって、ロッカー内に荷物があるかどうかを判断します。
本センサのメリットは、ドアが閉まった時のみ距離を計測する仕様であり、ドアの開閉時やハートビートの時だけ無線センサでデータを送信する仕様となる為、電池が長持ちし、電池交換の頻度がかなり少なく出来る事です。
無線センサ仕様

項目 | 内容 |
---|---|
種別 | ロッカー利用検知センサ |
搭載センサ | 開閉、距離計測 |
検知内容 | ロッカーの利用状況 |
データ送信 | 開閉検知時、ハートビート |
利用電池 | CR2477 |
電池確認 | データで電池の電圧値を確認可能 |
寸法 | 50(W)x100(D)x約26(H)mm(アンテナ除く) |
重量 | 約60g(マグネットは除く) |
- 上の写真では、開閉センサ(リードセンサ)はケース内に内蔵されていますが、本体外部にケーブル接続する仕様にする事も可能です。
- Private LoRa通信で長距離通信も可能です。
- ワイヤアンテナは設置先に合わせて折り曲げ調整が可能です。
- 写真の灰色部分は、今後は色が異なる仕様に変更になる可能性もあります。
システム構成
無線センサからのデータを受信するIoTゲートウェイ機器(小型端末)を設置します。
各無線センサからのデータはIoTゲートウェイ機器で受信し、当社クラウドに送信します。

クラウドに送信されたデータは、PCやスマホのブラウザで確認できるようになります。
カスタマイズ
ハードウェア部分は、下記のようなカスタマイズも可能です。
- 内蔵しているリードスイッチ部をケーブルで外付けに変更
ソフトウェア設定は、下記のようなカスタマイズが可能です。
- 通信設定の調整
- 消費電力の調整
利用シーン
本センサを利用する用途としては、下記を想定しております。
- 浴場の下駄箱や脱衣所ロッカー(ドアがあるロッカー)
ドアが無い棚などの場合は、距離計測センサ単体(開閉センサは無し)の構成で、定期的に距離を計測する事になるかと思います。その場合、定期的にセンサを自動稼働させる事になる為、電池の持続期間は短くなると想定されます。