おはようございます、ファンブライト山下です。
昨日「物理基盤構築とクラウドサービス利用の違いについて」を記載しました。
今回は、インフラ構築フェーズの、物理基盤の構築とクラウド基盤サービス利用において変わらない事を記載したいと思います。
「変わらない事とは何だろう?」と昨日から折を見て1日考えていました。
まず、進め方のフェーズとしての大きな考え方は変わらないと思います。
- 要件定義をして、
- インフラ設計しつつ、
- コスト計算をして構成を決める。
- その後は詳細設計を行い、
- 構築に入り、
- インフラ試験、業務試験を行う。
このあたりのフェーズとしては変わらないケースが多いと思いますが、その中身(作業内容や重要度の設定、スピード感など)はクラウド特有のメリットを生かすべき箇所があると思います。タスクレベルでの変更点も含めて、プロジェクトに関わる各社・各人にて、この辺りの考え方を意識合わせしておく必要があるかと思います。
少し細かい部分では「設計の重要度」も、物理環境とクラウド環境では変わらない点だと思います。インフラ設計(セキュリティ、冗長性、可用性、スケール方法等)や運用設計などです。
クラウド基盤サービスを使うと、各作業にてトライアンドエラーは実施しやすい環境となります。ですが、その上でちゃんと設定を行ったうえで作業を進める必要はあるかと思います。
設計を行う為に必要になる事が、クラウド特有の技術や考え方の理解、(クラウドを問わず)培ってきた知識・ノウハウになります。
やはり、物理基盤を構築する場合も、クラウド基盤サービスを利用する場合も、しっかりとしたアーキテクチャの理解、設計が必要になってくるのは間違いありません。
クラウド基盤サービスは今後も継続してアップデートされていきます。私もしっかりとした継続的な準備をしていきたいと思います。