会議室IoT、会議室予約システムとの連携、センサーサイネージの活用事例です。
概要
項目 | 内容 |
---|---|
サービス | 会議室IoT、在席IoT、会議室予約システムとの連携、サイネージ |
導入期間 | 2021年12月~ |
お客様 | 非公開(コンサルティング業) |
ご利用目的 | ワークブースと会議室の利用状況・予約状況を大型モニターに表示する事で、 施設利用の可視化と利便性の向上を実現したい |
導入場所 | 東京都千代田区 |
下記のサービスを導入いただきました。
- ワークブースと会議室の利用状況を、無線センサとIoTゲートウェイ機器、当社クラウドアプリを用いてリアルタイムでデータ化。
- データ化している「ワークブースと会議室の最新利用情報」と「施設予約システムの情報」をサイネージ用の大型モニターに同時表示。
システム概要図は下記になります。
機器の設置
複数の会議室とワークブース(Web会議ブース、作業ブースなど)に無線センサを設置しています。
1種類の無線センサだけでは不十分な為、3種類の無線センサ(人感センサ、開閉センサ、照度センサ)を活用しています。
無線センサの設置写真は下記になります。
無線センサからのデータを受信しやすい位置にIoTゲートウェイ機器(SIM搭載)を設置しています。
IoTゲートウェイ機器は、リアルタイムで当社クラウドアプリにデータを送信します。
大型モニターはお客様にて準備いただき、モニターにはサイネージ端末を接続しています。
サイネージ端末(SIM搭載)は、当社クラウドアプリから「ワークブースと会議室の最新利用情報」と「施設予約システムの情報」を取得し、執務室内の大型モニターに表示しています。
データ活用
大型モニターを参照いただくと、各施設の最新利用状況と予約情報をリアルタイムで把握いただけるようになっています。
予約情報は当社クラウドアプリで定期的に「施設予約システム」から取得しており、大型モニターでは「現時点の予約情報」と「次の予約情報」が参照できるようになっています。
以下は、サンプル画像となります。14:00頃に表示しているモニター画面を一部抜粋した画像です。
- 14:00現在、「会議室1」は利用されており、12:30~14:30 まで予約されています。次回の予約は15:00~21:00となります。
- 14:00現在、「会議室2」は13:00~17:00 まで予約されていますが、空きとなっています。次回の予約はありません。
なお、無線センサからのデータはIoTゲートウェイ機器(SIM搭載)を経由して、クラウドに蓄積される為、お客様(管理者)は、ブラウザで管理者用Webアプリに接続いただく事で、様々なデータの確認が可能となっています。
以下の画像は、サンプル画像です。実際のお客様のデータではありませんが、管理者用Webアプリで確認できる画面の一例です。
上記以外に、会議室やワークブースの利用率なども管理者用Webアプリで確認いただけるようになっています。
お客様のご意見
1.本サービスの仕組みが必要だった背景
コロナを契機に働き方が変わり、ビデオ会議を多用するようになり、ビデオ会議用の1人用のワークブースを多数設けました。
オンラインカレンダーでの予約を義務付けているものの、急ぎで利用したい場合など一目で空き状況が把握できるとより便利になると考え、導入しました。
2.当社サービス導入の決め手
上記サービスを解決するために、他社のソリューションも探しましたが、イニシャル費用、ランニング費用も高額で検討対象外でした。
また安価な選択肢では、アプリを使う物もありましたが、ユーザーは面倒なことはしてくれないので、センサーで自動で入退出の監視をしモニター表示する、本システムを選びました。
3.導入結果のご感想など
日々の個室の活用状況が一目で把握でき、かつモニターが見やすいため、誰にとっても運用の負荷がなく便利です。
急に個室に入りたい時、前後に予約のない個室がすぐに探せます。この効果もあり、予約なしで個室が使われるケースが減ってきています。
最終退出者が最後にフロアを施錠する際に、個室の利用状況の確認がしやすくなりました。