2015年頃と比較すると、現在、間欠通信モードが必要なケースはほぼありません。
当社IoTサービスでは、SIMデータ通信などを使ったインターネット接続でデータを当社クラウドにアップしています。リアルタイム通信モードで、すぐにIoTサービスを利用したい場合に有効です。
ですが、SIMやWiFiを利用する場合、IoTゲートウェイ機器の設置環境によってはネットワーク接続が切れやすい場合があります。無線センサの検知データをリアルタイムでインターネット上にアップする際には、ネットワーク接続できない時がある事は問題となります。
そのようなケースに備えて、間欠通信モードに対応しています。
無線センサが検知したデータはIoTゲートウェイ機器側で記録しておき、IoTゲートウェイ機器がインターネット接続できている時にデータを自動アップロードする機能です。
この機能によって、SIMやWiFi環境において、IoTゲートウェイ機器がインターネットに接続できていない時にもデータを取りこぼす事なく、アップロードする事が可能となりました。
間欠通信モードは、リアルタイム性が重要ではなく、測定や分析が重要な案件において有効な機能となります。
使い方としては、導入時はまず一番おもしろい「リアルタイム通信モード」で設定し、SIMやWiFiが安定しない事が分かった際には「間欠通信モード」に変更する、という使い方がオススメとなります。
なお、通常はネットワーク接続せずに、手動でデータをアップロードする「手動アップモード」も利用できます。
各モードの概要は下記となります。
No | データ更新モード | ケース | リアルタイム | データ完全性 | Internet接続 |
---|---|---|---|---|---|
1 | リアルタイム通信モード | ネットワーク接続が常時良好な場合 | ○ | △ | 必要 |
2 | 間欠通信モード | ネットワーク接続が切断されやすい場合 | × | ○ | 必要 |
3 | 手動アップモード | ネットワーク接続が出来ない場合 | × | ○ | 不要 |