間欠通信モード

EnOcean無線センサを使う「ファンブライトIoTサービス」では、SIMや、WiFi(無線LAN)を使ったインターネット接続が可能です。すぐにIoTサービスを利用したい場合に有効です。

ですが、SIMやWiFiを利用する場合、IoTゲートウェイ機器の設置環境によってはネットワーク接続が切れやすい場合があります。無線センサの検知データをリアルタイムでインターネット上にアップする際には、ネットワーク接続できない時がある事は問題となります。

そのようなケースに備えて、間欠通信モードに対応しています。

無線センサが検知したデータはIoTゲートウェイ機器側で記録しておき、IoTゲートウェイ機器がインターネット接続できている時にデータを自動アップロードする機能です。

intermittent-upload

この機能によって、SIMやWiFi環境において、IoTゲートウェイ機器がインターネットに接続できていない時にもデータを取りこぼす事なく、アップロードする事が可能となりました。

間欠通信モードは、リアルタイム性が重要ではなく、測定や分析が重要な案件において有効な機能となります。

使い方としては、導入時はまず一番おもしろい「リアルタイム通信モード」で設定し、SIMやWiFiが安定しない事が分かった際には「間欠通信モード」に変更する、という使い方がオススメとなります。

なお、通常はネットワーク接続せずに、手動でデータをアップロードする「手動アップモード」も利用できます。

各モードの概要は下記となります。

Noデータ更新モードケースリアルタイムデータ完全性Internet接続
1リアルタイム通信モードネットワーク接続が常時良好な場合必要
2間欠通信モードネットワーク接続が切断されやすい場合×必要
3手動アップモードネットワーク接続が出来ない場合×不要