ステレオカメラ

2024年1月現在、新規提供は終了(本サービス機器の後継機が発売された為)

後継サービス:通行人数カウント

通行人数のカウントに特化したカメラを使って、高い精度で通行人数を計測します。

天井に設置したカメラに映る映像内にカウントラインを仮想的に引き、カウントラインを超えて通行した人数を計測します。

計測した人数データは当社クラウドに蓄積、ブラウザで参照可能です。

想定される利用目的

利用目的内容
店舗の来店者数を計測店舗の出入口にて、入退店数を計測
通路の通行者数を計測施設の廊下や入り口などで通行人数を計測

1.カウントライン

仮想的なカウントラインを設けて、カウントラインを通り過ぎた人数をカウントします。

ステレオカメラの真下近辺にカウントラインを設定します。カウントラインを設ける通路の幅は、天井高によって変わります。

ステレオカメラを設置する天井高は240cm以上が対象になります。(240cm以下は精度が落ちる可能性あり)

2.カメラでの検知イメージ

天井に設置したステレオカメラから見た検知状態のサンプルは下記になります。

このサンプルでは、仮想的に設定したカウントライン(画像中央の黄緑色の横線)を超えた人数を計測しています。

3.カウントのタイミング

人の通行方向(2方向)毎に通行者を検知し、一定期間毎に検知回数を集計します。

4.計測可能な対象

計測可能な人は、高さが80cm~250cmの方です。

  • 80cm未満のお子様はカウント対象外となります。
  • 高さの上限はステレオカメラの設置高によります。

ステレオカメラでは、頭と肩の形を認識して、人間の足を追跡し、高い精度で通行人数を計測します。

状態計測の可否
歩いている人カウント可能
早歩きの人カウント可能(速度が速すぎない場合)
スキップしている人カウント可能(速度が速すぎない場合)
腰が90度曲がっている人カウントは難しい(足を追跡しにくい為)
おんぶ、抱っこ「1人」としてカウントする可能性が大
ベビーカーベビーカー自体はカウントせず、ベビーカーを押している人のみカウント
肩を組んでいる複数人肩を組んでいても頭と肩の形が分かる形で通過すれば正しくカウント可能

5.屋外でも設置可能

室内はもちろん、屋外での利用も可能です。

屋外で利用する際には、屋外用ハウジングに格納します。

6.Webアプリでデータ確認

カウントした人数データは、随時インターネット経由で弊社クラウド環境に送信し、ブラウザで確認いただく事が可能です。

クラウドアプリで、最新値の確認やグラフ表示、期間を指定したCSVダウンロードなどが可能です。

以下は通行カウントのグラフ例です。時系列、1時間毎、日毎のグラフ例です。

時系列
1時間毎
日毎

お客様のご要望に合わせた機能を持った専用画面をご用意する事も可能です。

以下は通行カウントのCSVファイル例です。1分毎の計測データのサンプルです。

7.ローカル画面

Webサービスとは別に、現地確認用の画面を用意しています。

LAN接続したノートPCなどのブラウザで参照できます。SIM接続できない現地で検知状況を把握する必要がある場合に有効な機能となります。

  • 画面左側は、検知状況をリアルタイムで表示します。
  • 画面右側は、当日分の1時間毎の検知数を表示します。

8.指定エリア内の人数を算出

指定エリア内の混雑状況(人数)を把握する為に、ステレオカメラを用いて出入口での入退場者数を計測し、入場者数から退場者数を減算する事で、指定エリア内にいる人数を算出します。

ただし、注意点としては下記になります。

ステレオカメラは「通行した人数」をカウントします。カウントの精度は高いですが、100%ではありません。入場者数から退場者数を減算する際に、100%ではない為、少しずつ指定エリア内にいる人数がズレていく可能性があります。

目視の結果、ズレている事が判明した場合、Web管理画面から修正いただく事は可能ですが、ズレていく可能性がある事はご認識いただきたい点となります。

9.活用事例

活用事例導入時
イベント会場の来場人数を可視化2021年6月

10.サンプル料金

当社サービスは初期料金と月額が必要になります。

初期費用は「機器料金」と「導入作業」です。月額は主に「Webサービス料金」と「プログラム利用料金」となります。

弊社レンタル用機器を用いて、短期間だけのご利用も可能です。スポットでのデータ分析用途、実証実験用途にご利用いただけます。

概算見積のご提示が必要な際には、サービス提供可否の判断ができる十分な情報のご提示をお願いいたします。