活用事例:イベント会場の来場人数を可視化

通行カウントの活用事例です。

イベント会場にて、ステレオカメラを使ってゲート配下を通行する人数を計測しました。

概要

項目内容
サービスステレオカメラ
導入期間2021/06/05(土) ~ 2021/06/06(日)
お客様コミティア実行委員会様
ご利用目的イベント会場にて来場者の入場人数管理を行う為、迅速に入場人数を把握したい
イベントCOMITIA136(自主制作漫画誌展示即売会)
導入場所東京都江東区青海

機器の設置

イベント会場の出入口(1箇所)のゲート(トラス)にステレオカメラを設置し、ゲート脇に小型機器類を配置しました。

ゲート正面から見た概要図は下記のようになります。

ゲートとステレオカメラの写真は下記になります。

  • ステレオカメラの設置調整の為、脚立をご用意いただきました。
  • ステレオカメラはクランプでトラスに固定し、LANケーブルで給電(PoE機器)しました。
  • ゲート高は360cm、通路幅は500cmとなります。

計測データの活用

出入口のゲートを通行する入場者数・退場者数を自動計測する事で、イベント会場内の総人数を把握できるようにしました。

具体的には、1分間毎の「入場者数」と「退場者数」を計測し、「入場者数」から「退場者数」を減算する事でイベント会場内の総人数を算出し、最新値をゲート脇に設置した小型モニターに表示しました。

以下は小型モニターに表示するサンプル画面です。(実際の計測結果ではありません。)

これらの情報を参照いただく事で、ほぼリアルタイムでイベント会場内の総人数を把握いただき、入場制限を行う為の判断材料として活用いただきました。

後日、下記の詳細データをご提示させていただきました。

  • 1分間毎の通行人数の詳細ログ
  • 1時間毎の通行人数のログ

これらのデータをご利用いただく事によって、エリア内の人数推移などを算出したり、分かりやすくグラフ表示いただく事も可能になります。

備考

  • 「入場者数」と「退場者数」は高い精度で計測できますが、100%の精度ではない為、算出したイベント会場内の総人数は少しずつ値がズレていく可能性がある事をご認識いただいた上でご利用いただきました。
  • 今回は、小型モニターを設置した為、クラウド連携機能はご利用いただきませんでしたが、SIMデータ通信が良好な環境ではクラウド連携機能によって、リアルタイムでの通行人数の確認やグラフ表示も可能です。

お客様のご意見

1.本サービスの仕組みが必要だった背景

新型コロナウイルス感染防止を目的とした行政・会場からのイベント人数規制対応に際し、従来の総来場者数カウントではなく会場内の滞在人数カウントを行う必要があり、その施策の一つとして導入。

2.当社サービス導入の決め手

打ち合わせ時の丁寧な説明と、問い合わせに対するレスポンスの早さ。

3.導入結果のご感想など

想定以上にカウントカメラの精度が高く、目的であった滞在人数カウントはもとより、イベントの状況をデータ面から分析できる貴重な資料となりました。