間欠通信モードに対応(3GやWiFiが切断されやすい環境向け)

EnOcean無線センサーを使う「ファンブライトIoTサービス」では、3G、LTEのSIMや、WiFi(無線LAN)を使ったインターネット接続が可能です。すぐにIoTサービスを利用したい場合に有効です。

ですが、3GやWiFiを利用する場合、IoTゲートウェイ機器の設置環境によってはネットワーク接続が切れやすい場合があります。無線センサーの検知データをリアルタイムでインターネット上にアップする際には、ネットワーク接続できない時がある事は問題となります。

そのようなケースに備えて、この度、間欠通信モードに対応しました。

無線センサーが検知したデータはIoTゲートウェイ機器側で記録しておき、IoTゲートウェイ機器がインターネット接続できている時にデータを自動アップロードする機能です。

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この機能によって、3GやWiFi環境において、IoTゲートウェイ機器がインターネットに接続できていない時にもデータを取りこぼす事なく、アップロードする事が可能となりました。

間欠通信モードは、リアルタイム性が重要ではなく、測定や分析が重要な案件において有効な機能となります。

使い方としては、導入時はまず一番おもしろい「リアルタイム通信モード」で設定し、3GやWiFiが安定しない事が分かった際には「間欠通信モード」に変更する、という使い方がオススメとなります。

なお、通常はネットワーク接続せずに、手動でデータをアップロードする「手動アップモード」も利用できます。

各モードの概要は下記となります。

No データ更新モード ケース リアルタイム データ完全性 Internet接続
1 リアルタイム通信モード ネットワーク接続が常時良好な場合 必要
2 間欠通信モード ネットワーク接続が切断されやすい場合 × 必要
3 手動アップモード ネットワーク接続が出来ない場合 × 不要

 

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マグネットセンサーに茶色シールを貼り付けた写真

マグネットセンサーに茶色シールを貼り付けた写真です。

無線センサー(上の12個)と、マグネット(下の12個)です。

会議室の利用状況をレイアウト図に反映

会議室にEnOcean人感センサーを導入すると、利用状況をレイアウト図に反映させる事が可能です。

会議室が空いているかどうかを、実際に会議室に行かなくてもサイネージ画面などで確認できるようになります。

無線センサーの開閉で小型LEDを制御

EnOceanマグネットセンサー(開閉センサー)が開いた時にLEDを点灯し、閉じた時にLEDを消灯する簡易サンプル映像です。

 

例えば、開閉センサーをドアに設置する事で、ドアの閉め忘れをLED光で気が付く事が可能です。

タッチパネル付きの小型コンピュータ(ラズパイ)を使っており、機器の起動・停止が簡単に行えます。

その為、パソコンが無くても、どなたでも、どこでも、すぐに利用できます。

 

本機能を利用する場合は、LANやインターネットへの接続は不要です。

また、インターネットへ接続する事で、開閉時のデータをブラウザで確認したり、データ分析やメール通知なども可能です。