浴場の利用人数をカウントする為に、脱衣所の棚やロッカー、下駄箱などの利用状況を無線センサで計測します。
1.概要
脱衣所や下駄箱などの利用情報をスマホ画面やサイネージ画面に表示する事が可能です。

脱衣所や下駄箱の利用状況を計測する事で、各施設の利用率や浴場の推定利用人数を算出する事が可能になります。

2.利用する無線センサと設置方法
計測場所となる棚やロッカー、下駄箱などで、ドアが有るか無いかによって、利用する無線センサは異なります。
2-1.ドアが有る場合
ドアがあるロッカーや下駄箱では、ロッカー利用検知センサを利用できます。
ロッカーや下駄箱の内部天面にセンサ本体を固定します。また、磁石(マグネット)をドアに固定します。

このように設置する事で、ドアが閉まった時に、ロッカー内の距離を計測し、ロッカー天面からの距離によって、ロッカー内に荷物があるかどうかを判断します。
検知はリアルタイムとなり、機能面でも電力消費面でも非常に効率的なセンサとなります。
詳細は、ロッカー利用検知センサを参照ください。
2-2.ドアが無い場合
ドアが無い棚などの場合は、ToFセンサ(距離計測センサ)を利用します。
棚の天板裏などにセンサ本体を固定します。

設置はシンプルですが、定期計測(例:1分間毎の計測など)となる為、データが不要な時も稼働する事になり、非効率になる事も想定されます。
詳細は、ToFセンサを参照ください。
3.システム構成
無線センサからのデータを受信するIoTゲートウェイ機器(小型端末)を設置します。
各無線センサーからIoTゲートウェイ機器へ送信されたデータは当社クラウドに送信する事が可能です。ToFセンサを複数利用する場合は、運用コストを減らす為に、IoTゲートウェイ機器で集約して1分間隔でクラウドに送信するなども可能です。
クラウドに送信されたデータは、スマホやPCのブラウザで確認できるようになります。
また、無線センサ毎の検知結果をモニターに表示する事も可能です。

4.利用者Web画面
例えば、浴場の利用予定者が混雑状況を確認できるように、スマホやPCで確認可能なWeb画面をご用意する事も可能です。その場合も、何かしらの認証機能を設ける事になります。

ご要望に沿った画面をご用意します。
5.管理サイネージ画面
モニターを設置し、棚毎(無線センサ毎)の検知状況を(クラウドを経由しない形で)表示する事が可能です。
現地にて無線センサ毎の検知状況を容易に確認できるようになる為、お客様スタッフの利便性が高まる事が想定されます。
以下はサンプル画面です。ご要望にあった画面をご用意します。

6.特記事項
- 無線センサやIoTゲートウェイ機器だけの販売は行っておりません。
- 当面は、実際の利用企業様からのお問い合わせと、当社と利用企業様が直接話せる場合のみ、対応させていただきます。
- 当社が導入作業を担当させていただきます。
- 対応エリアは日本全国となります。
- その他、お取引条件などはFAQを参照ください。