距離の計測が可能なサービス

計測対象の物体までの距離を距離センサで計測し、可視化や分析が可能です。

距測センサの種類

利用できる距測センサは、無線(電池稼働)、有線(コンセント給電)があります。距離を計測するセンサも要件に合わせて、ToFや超音波、LIDARから選定可能です。

タイプセンサ説明
無線ToFセンサ3cm~360cmを検知、広域なエリアに点在するゴミ箱のゴミ量計測などで利用
無線超音波センサ50cm~10mを検知、河川や液体タンク内の水位計測などで利用
有線LIDARセンサ5cm~40mを検知、ピンポイントで対象までの距離を計測する用途で利用
有線各種センサ検知距離は利用するセンサ次第、人の滞在時間などを計測したい用途で利用

例1:ゴミ箱のゴミ量を計測

ToF(Time-of-Flight)で距離を計測する無線センサを利用します。

FoV(field-of-view)が27度のToFセンサを利用します。射角は調整も可能なToFセンサです。3cm~360cmを検知できます。屋内での利用に向いています。

大型アミューズメント施設、駅や空港など、広域なエリアに点在するゴミ箱のゴミ回収作業を効率化したい場合に利用できます。

詳細は「ゴミ箱IoT」を参照ください。

例2:水位を計測

超音波センサで距離を計測(50cm~10m)する無線センサを利用します。

河川や液体タンク内の水位をデータ化したい場合に利用できます。

詳細は「水位計測IoT」を参照ください。

例3:ピンポイントの指定位置までを計測

LIDARセンサで距離(5cm~40m)を計測します。別途、電源が必要です。ピンポイントの指定位置までの距離を計測できます。

レーザーの発散角は、1m先で8mm、10m先で80mmです。

例えば、幅10cmの計測対象面が、LIDARセンサとの距離が5mの間で移動する時に、計測対象面までの距離を計測する、などの用途で利用できます。

定期的に対象までの距離を計測し、計測結果を都度当社クラウドにアップします。

サービス料金は、初期費用と月額で構成されます。ご要件をお聞きした上での個別見積となります。

ご利用期間が1日間から2ヶ月の場合、かつ、当社にレンタル提供可能な機器がある場合は、レンタル利用も可能です。

下記のような場合、オプション構成にする事で対応が可能です。

  • 計測頻度が1分間隔より短い場合(計測データは一時的に機器に蓄積し、日次で当社クラウドにアップ)
  • 防水防塵にする必要がある場合(専用のケースをご用意)

例4:距離変動をデータ化

対象までの距離の変動をデータ化する際に、詳細な検知条件が必要な場合に利用できます。別途、電源が必要です。

例えば、指定場所に人が一定秒数以上、滞在している事を検知する用途で、滞在時間を詳細にデータ化したい場合などに適しています。

以下は、所定の場所に人が一定時間以上滞在している事を検知する際の概要図です。下記の例では距離センサはカベ面に両面テープ等で貼り付ける想定です。

人が居ない場合は、距離センサは指定の距離以内に遮断物がない事を検知します。人が居る場合は、距離センサは指定の距離以内に遮断物がある事を検知します。

人が通り過ぎるだけでは反応しないように設定し、人が指定の秒数以上滞在していた際に検知するように設定します。

距離センサを接続した小型機器を設置します。小型機器は電源(24時間安定して電源供給ができるコンセントからの給電)が必要です。

コンセントが近くにない場合は、PoE化(LANケーブルで給電)する構成にする事も可能です。

滞在し始めた日時、存在しなくなった日時のデータを収集し、当社Webアプリで確認いただけます。(別途、cmなどの距離情報を取得する事も可能。)

CSVデータのダウンロードも可能です。

指定秒数以上、物体が滞在している際に、スピーカーを使ったアナウンスやサイネージ表示などの指定のアクション実行が可能です。

サービス料金は、初期費用と月額で構成されます。ご要件をお聞きした上での個別見積となります。