人感センサーで通行検知

公開日:2015年5月6日

2021年5月現在:新規提供は終了(より良い仕組みが提供可能となった為)

後継サービス:簡易通行カウント

人感センサ(有線)で人の通行(移動)を自動カウントする仕組みです。容易に利用できる短期利用向きです。

今まで手動で計測していた通行人のカウント作業を、自動でカウントできるようになります。

movingcounter_summary

人が「通った事」を検知する事が可能です。数取器(カチカチするカウンター)の代替として利用できます。

想定される利用場所

利用場所内容
廊下廊下などの通路における人の通行(移動)を自動カウント
通行エリア人が通行する一定の幅の通行エリアで人の通行(移動)を自動カウント

短期間の調査などでご利用いただけます。

機器の取り付け作業は弊社が実施します。工事などは不要で、早ければ小一時間程度で導入が完了します。

計測データ

人の通行方向(2方向)毎に、通行を検知し、計測回数は1時間毎に集計されます。

集計データはCSV形式で人感通行カウンター機器に保存されます。PCを人感通行カウンター機器に接続する事で、CSVファイルを取り出す事が可能です。そのため、通行量のグラフ化なども行っていただけます。

movingcounter_graph

また、詳細データとして、通行を検知した時間と方向の時系列ログを別途お渡しする事も可能です。

設置の概要図

人感通行カウンター機器を計測場所に設置した際の概要図です。

2個の人感センサを利用する事で、人の通行方向を人感センサで計測できるようになります。小型マイコン側で必要な処理を行い、人が通った方向を算出します。

なお、小型マイコンを動かすためにAC電源(コンセント)が一つ必要になります。電源ケーブルの敷設などが必要になる場合は、お客様にてお願いいたします。(お手伝いは可能です。)

H/W概要

人感通行カウンター機器のハードウェア概要です。上面から見た外観です。

movingcounter_hardware

横面から見た外観です。

movingcounter_hardware_side
  • 両端に人感センサがあります。人感センサにかぶせたケースで検知エリアを限定的にしています。
  • 長さは設置場所に合わせて調整できる構造になっています。
  • 軽量であるため、両面テープなどで壁面などに貼り付け可能です。
  • ACコンセントが1個必要です。

以下が写真となります。

注意事項

  • 本サービスでは人感センサ(焦電型赤外線センサ)を使います。周囲と温度差のある人(物)が動く際におこる赤外線の変化量を検出するセンサです。温度差を検出する為、体温を持つ人体の検出に適します。しかし、人体であれば100%の検知精度でカウントできるものではありません。設置環境や設置方法、対象の動き方など、さまざまな条件によって検知精度は変動します。
  • 通行の方向を検知・調整するため、プログラムを一定のロジックで動かして、検知数を得ています。ロジックに合致しない条件の場合は、うまくカウントできません。例えば、通路以外の環境や、混雑している環境(3秒以内に複数の通行がある等)、複数人が並んで歩いている環境、検知エリアで人がとどまった場合などが該当します。
  • 通路幅は約2.5m以内が適しています。
  • 通行量は概ね1時間あたり100名以下の場所が適しています。

通路幅などの条件が合致する環境で、十分な設置調整ができれば、ご満足いただける検知精度を確保できる場合が多いようです。(導入いただいた複数のお客様から頂いている所感です。)

動作確認画面

マイコンにIP接続する事で、動作確認画面にブラウザでアクセスできます。

  • 人感通行カウンター機器の検知状態をリアルタイムで確認できます。
  • サマリーデータ(CSV)をダウンロード可能です。
  • 日時設定フォーム、OS再起動ボタン、OS停止ボタンがあります。

料金感とサービス提供について

概算見積をご提示する前に、サービス提供可否の判断ができる十分な情報を頂戴した上で、サービス内容をご理解いただく為にデモを交えたご説明をさせていただいております。

料金感としては、人感通行カウンター1式の2週間利用料金:140,000円~ (最低料金)となります。条件や導入数によって料金は変動します。

サービス料金の内訳は、機器レンタル料金、機器への設定作業、導入・撤去作業、データ引き渡しなどがあります。

本サービスは、基本的にはお得意様(別途条件がございます)に絞ってご提供させていただいております。それ以外のお客様の場合は、個別検討とさせていただいており、非常に魅力的な案件を除き、泣く泣くお断りさせていただく場合もございます。大変恐縮ではございますが、どうぞよろしくお願いいたします。