2024年1月現在: 新規提供は終了(より良い手法が利用できるようになった為)
後継サービス:滞在人数カウント
機械学習の技術を使って、カメラで写している動画や静止画をリアルタイムで解析し、滞在人数をデータ化します。
利用している当社サービスは下記になりますが、別の用途でもご利用いただけます。
当社サービス | 内容 |
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トイレの待ち人数 | トイレの空きを待っている人数を計測し、スマホ画面やサイネージに表示 |
1.カメラを利用
様々なカメラを利用できます。リアルタイムで映像や静止画を取得して利用します。
専用カメラのほかにも、両面テープで貼り付けられるWebカメラ、恒久設置に向いているIPカメラを利用可能です。
WebカメラとIPカメラは、市販されている多くの種類のカメラから選定可能です。
2.機械学習で人を認識してカウント
カウントする数値は、リアルタイムの映像や静止画からAIを用いて解析し、人の出現回数をデータ化したものです。
以下は人を認識している例となります。認識した人数をデータ化します。
カメラに映っている「人数」をエッジ機器側で解析します。解析結果のテキストデータのみ(人数、日時)を当社クラウドに送信します。
エッジ機器自体は小型で安価な機器を利用します。
3.人数カウント
動画や静止画を用いた人数カウントは、カメラ映像・静止画でAIが「人」と認識した数をカウントします。
動画を利用する場合、映像のフレーム毎に検知人数を計測し、指定間隔の間に処理したフレーム毎の人数カウントの平均値をカウントします。
静止画を利用する場合は、1分間毎など定期的に静止画を取得し、静止画内の人数を計測します。
指定間隔(カウントのタイミング)は調整が可能です。例えば、平日24時間の内、9時間は1分間毎、それ以外の時間帯は10分間毎などの設定が可能です。
映像や静止画の範囲内で検知エリアやを設定する事も可能です。以下は、映像範囲内に検知エリアを1つ設けた際のイメージです。
上の例では、検知エリア内に5名いると認識できます。検知エリアの定義は細かな設定が可能です。
4.Webアプリでデータ確認
解析結果(カウントした人数と日時のテキストデータ)は、随時インターネット経由で当社クラウド環境に送信し、ブラウザで確認いただく事が可能です。
クラウドアプリで、最新値の確認やグラフ表示、期間を指定したCSVダウンロードなどが可能です。
以下は人数カウントのグラフ例です。
オプション1.利用者への情報提供
動画解析で検出した人数情報を、スマホやPC画面、サイネージ画面に反映させる事も可能です。
LAN接続したサイネージ画面の場合は、表示するメッセージの更新間隔は、数十秒毎などの短時間にする事も可能です。
オプション2.無線センサとの連携
無線センサを使った「トイレサイネージ」サービスと組み合わせる事で、トイレの満空情報だけではなく、待っている人数も通知する事が可能となります。
無線センサを使った「会議室IoT」サービスでは、会議室の利用者の人数を記録したり通知する事が可能となります。
サービス利用
- 機器のみの販売は行っておりません。当社サービスのご提供時においてのみ、機器類を販売しております。
- 当社サービスは初期料金と月額が必要になります。機器類の料金は初期料金に含まれております。
- 料金は「トイレの待ち人数を通知」ページでご確認ください。
参考
当社では、公開されている「学習済みモデル」を使って「人間」のカウントを行います。
「人間」以外にも、車や自転車、猫などの属性もカウントする事ができます。カウントできる属性は、学習済みモデルで定義されている属性が対象となります。
公開されている「学習済みモデル」に存在しない属性の場合は、あらたに学習させる転移学習モデルか、日々バージョンアップされるAI解析用クラウドサービスを利用する事になります。
以下に転移学習の例を記載しておりますが、転移学習を行うには各種コストが多くかかるため、弊社では現在のところ対応予定はありません。
新規の属性として、EnOceanの「Sensor」と「Receiver」を識別したい場合に、転移学習で作成した独自モデルを使って、写真から物体を検出した画像が以下になります。
独自モデルを使って、映像からリアルタイムで物体を検出した場合は以下のようになります。(以下の動画は、実際には検出フレーム毎に画像保存し、GIF Movie にしたファイルです。)
画像から人体の姿勢を検出する事も可能です。