開閉センサ

エナジーハーベスト技術「EnOcean」に対応している開閉センサ(マグネットセンサ)です。電池がなくても動作します。

利用できる開閉センサは複数あります。基本的な機能はどれも同じです。

小型ソーラーパネルが付いており、室内の明かりで稼働します。室内光から得られる微弱エネルギー源から電力を生成し、その電力を用いてセンサーを動作させ、無線通信を行います。

最新の開閉センサは下記になります。コイン電池を搭載する事も可能で、十分な室内光を得られない環境でも安定して稼働します。

無線センサとマグネットは小型かつ軽量である為、両面テープなどで貼り付ける事が可能です。

ドアや窓の開閉を検知する用途で利用できます。当社サービスで最も使われているセンサーで、トイレIoTで個室の満空管理や、ドアの開閉管理などで利用いただいております。

無線センサの設置例

マグネットと共にドアに開閉センサを設置した写真です。

無線センサ仕様(概要)

マグネットに反応するリードコンタクトが内蔵されています。マグネットとリードコンタクトが離れた場合に「Open」データ、隣接した場合に「Closed」データが送信されます。

加えて生存を示す信号が20-30分毎に送信されます。

項目内容
電源小型ソーラーセルで給電、50 – 100,000 lux
周波数928.35 MHz
データレート/変調方式125 kbps / FSK
EnOcean Equipment ProfileD5-00-01
エネルギー蓄電ゼロからのスタートアップ時間typ. < 2.5 min @ 400 lux, 25℃
暗闇@25℃での最初の動作時間> 10日(エネルギー蓄電が満杯の場合)
Teach-inボタンあり
寸法79mm x 23.8mm x 18.6mm (マウントプレート無し)
動作温度-20 up to +60℃
上記は「EMCSJ」の仕様データです。

利用できるWebアプリ

一覧画面

利用できる一覧画面の例です。リアルタイムで開閉センサの状態が確認できます。

一覧画面では、以下の情報を確認できます。

  • 開閉センサからデータが送信された日時
  • 開閉センサの開閉状態(open/closedの文字情報、アイコン)
  • 開閉センサのデータをIoTゲートウェイ機器で受信した際のdBm値
  • IoTゲートウェイ機器を経由してクラウド側で受信した日時

分析

期間を指定して、グラフ表示したり、CSVデータをダウンロードする事が可能です。

開閉センサのグラフは、Open時の縦軸の値は「100」、Closed時の縦軸の値は「0」になります。

ダウンロードするCSVファイルには以下のデータを含める事が可能です。

項目カラム選択説明
センサ検知日時必須選択センサが検知した日時(IoTゲートウェイ機器での受信日時)
サーバ受信日時選択可能IoTゲートウェイ機器を経由してクラウド側で受信した日時
SenderID必須選択EnOceanセンサの識別ID
dBm選択可能RSSI値
開閉状態必須選択マグネットセンサの開閉状態(open / closed)

以下は、CSVデータをExcelで開いた例です(必須選択カラムのみの場合)。

アドオン

開閉センサで利用できる幾つかのアドオン機能もご利用いただけます。

ご要件に沿ったアドオンをご用意しております。詳細はお問い合わせください。

Webアプリについては「Webアプリ機能」を参照ください。

サービス利用

  • 機器のみの販売は行っておりません。当社サービスのご提供時においてのみ、機器類を販売しております。
  • 当社サービスは初期料金と月額が必要になります。機器類の料金は初期料金に含まれております。
  • 当社サービスについては、IoTサービスをご参照ください。
トイレ個室の利用に関する詳細な分析データが確認可能
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